定規

定規と物差し(ものさし、スケール)は混同されがちであるが、両者はその機能によって呼び分けられる。

定規は直線や曲線、角の描画に用いる器具である。数学で定規という場合、それは「平面上の任意の2点間を通る直線を引くことができる」というただ一つの機能を持つ道具を指す。他の用途、例えば長さや角度を測ることなどには使えない。定規とコンパスを使用した作図は、ギリシャ時代から盛んに行われてきた(定規とコンパスによる作図)。

これに対し、物差し(スケール)は線分の長短を差し測る器具である。物差し(スケール)は測定器具であるから線引きには使用しない。物差し(スケール)には材質によって竹製やプラスチック製、スチール製などがある。また、物差しには、形状によって、直尺、巻尺、折尺がある。

定規は線を引きやすいよう、面取り・インクエッジなどを施している物が多い。

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